・板接ぎ |
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国産桐を贅沢に使い、引き出しの底板など、通常ベニアなどで作られる部分も無垢の桐を 使用しています。 桐の木は「板接ぎ」と言われる手法で板を作成します。 写真の板の場合、7枚の細い板を張り合わせ一枚にしています。 接ぎわせる部分の面をしっかり出して、木工用ボンドで張り合わせていきます。 言葉で聞くとボンドで大丈夫???と思われるかも知れませんが、桐の木はとてもボンド の効きがよいので全く心配ありません。 |
・棚板の溝を掘る |
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@ | A | |
ガイドに沿わせてルーターで溝を掘る。 | 左右分2つ対で溝を掘る |
・棚板をはめ込んで箱状にしていきます |
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・正面化粧板貼り付け、引き出し作成・調整 |
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@ | A | |
引き出しを作成して、きつくない様調整します。 引き出しの取っ手は神代杉で作成しました。 |
見た目には完成しました。 しかしながら桐は手垢などの汚れに弱いので・・・ 塗装ではなく「焼き」を入れます(汗 |
・焼き入れして完成!! |
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焼き入れはバーナーで行います。 焼き入れした後固めのブラシのようなもので磨きます。 そうすることで、柔らかい部分を落とし、固い冬目が残るので 傷も付きにくく、肌触りも良く仕上がります。 |
最終仕上げはイボタ蝋をウエスで刷り込んでいきます。 自然な艶がでて上品な仕上がりになります。 焼いた外側の「黒」と無加工の引き出しの「白」のコントラストが美しい・・・。 |